『 tear of rage 』

 
 

小雀の鷹ほどの影を落とす

 
 
 
手の甲で熔けて燃える春の雪
 
 
 
 
立ち竦 すく む風の一つを追い抜いて
 
 
 
 
このふりそそぐ
やわらかなひざしこそが
はるだというのなら

 
 
 
 
空探す視線はまたも足下へ
 
 
 
 
飲むほどに喉に留まる甘さの居りて
 
 
 
 
遠き日か厚雲に露骨に隠れる白い影
 
 
 
 
とろとろと心情吐露してとろぺきのひとつ
 
 
 
 
雀身丈の麺麭 パン を引き摺る
 
 
 
 
昨日の狭間 はざま
また足とられ
漂いながら垣間見る今

 
 
 
 
 
 
もどるつぎへ

 
 
 
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 『 tear of rage 』
『 hobo jungle 』『 ごさどん.ねっと 』
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