えっ 誰か 誰かそこにいる そんなことないよね そんなこと 　 でも、ひょっとして これっ これって 生きてるの 　 もし、コレが生きてるのなら もし、あたしも生きてるのなら 　 ふふっ ふふふっ 　 もし、生きてるなら もし、生きてるのなら 　 ふふふっ いいもん、見つけた 見つけたのかな ふふふふっ ふふふっ

　
　
　

気が付いたらさ 知らない場所にいるの ふふふっ いつものことだよね でさ、とりあえず救いを求めたの 誰にって、あんたによ 知らない場所で迷ったら 知らない人に尋ねる これが世の常だとさ はんっ 　 気が付いてたらさ ココにいたかどうか 気が失せてたらさ ココに残っていたかどうか 　 うっ、うるさい あんたにも聞こえてる 鳥たちよ どいつもこいつも 太陽だ、太陽だ 朝だ、朝だって まだ、日の出まで時間があるだろ まだ、あたしの時間だよ だからさ だからね 　 　 ところで、あんた誰 なぜ、あたしに関わるの もう、ほっといて お願いだからさ

　
　
　

え〜、予定変更になりました、至急連絡下さい

　
　
　

どこでもないよ どこにもないさ そんなもん 　 ただ そんな気がしただけ そんな気が ただね 　 　 ポッカリと空いた穴 埋めようか 　 それとも ねぇ

　
　
　

うっ

　
　
　

どうしても、思い出せないのよ 聞き覚えある名前なの どこかですれ違ってはいるんだけど どこかで交わってるはずだけど 関わってるはずだけど どうしても、思い出せない 　 名前は、聞き覚えがあるんだけど どこでどう関わったか 思い出せない これって、ひょっとしたらさ・・・ 　 ところで、あんた誰 あんたさぁ、誰 なぜ、答えないの

　
　
　

例えば 例えばね 　 ただそう言うだけで あなたの身は凍る 　 気が付いてるよね いまさら言わなくったってさ

　
　
　

もしもし、あっ、間違えました

　
　
　

夕焼けが、小焼けになったら 小焼けが青に溶けたら そしたらさ 　 行けるかな

　
　
　

だからさぁ、もう少し ほんの少し、待ってくれないかなぁ 臭いが消えるまでさ 　 飯時だろ 臭いが満ちてるんだよ 臭いがね 　 だからさぁ、もう少し あと、もう少しすればさ 夜が香ってくるからさ そしたらさ

　
　
　

いいかげん、居場所くらいハッキリさせとけよな

　
　
　

そしたらさ それは、いつものあなたの希望 そしたらさ それは、いつものアナタの言い訳 そしたらさ それは、いつものあんたの口癖 　 それならね それならね それならね

　
　
　

ほんとは、居るんでしょ、でなさいよ

　
　
　

この寒空に窓いっぱい開けて 窓にもたれてね なんもない、ちっぽけな部屋の薄汚れた壁見てたの 灯りも点けずにね 　 光と影の追かけっこをね なんかさぁ、つまされちゃってね そのうち、なんだか仲間入りしたくなってさ 　 　 気が付いたらさ 右手のトコで・・・ 月が映ってたのよ 自分の顔の後ろにね んでさ んでね 　 よく見たら 刃が欠けてるじゃない 研がなきゃ切れないでしょ 研がなきゃ痛いでしょ でも、今、真夜中じゃん どうすりゃ、いいのさ 　 　 ふふっ、仕方ないんで一休み ラーメン作ったの でも、ネギが切れないコトって言ったら もう涙ばっか、こぼれてさ 研がなきゃね、やっぱり 研がなきゃ そしたらさ・・・ 　 そしたらね 空いっぱいの真っ赤な花火 見せてあげるよ 冬空に似合うと思うんだけど 　 それでさ 後に真っ白な抜け殻残してさ 　 うっ、ゴメン 後には、そう、何も残さない だって、空っぽのモンが 後にナンカ残したらおかしいっしょ 　 　 だからさ だからね・・・ 　 　 party is over 　 　 ふぅ、そんなワケでね アリガト じゃっ

　
　
　

そろそろ、ケータイ持つも 良しとしませんか ねっ

　
　
　

ううっ、お日様 ええっ、あんたさあ、もう顔出すつもり 毎日毎日、同じこと繰り返して よく飽きないねえ たまにはサボったらどうなのさ たまには怠けたらどうなのよ 　 あんたが出てくるとね 夜の香りが消えちゃうのよ あたしの好きな、鼻腔の奥を直接穿つ香りがさ 　 わかってるの バカみたいに光ってないで たまにはナントカ言ったらどうなのさ そしたらさ あたしだって 　 　 だからさぁ、あんたは誰 誰なのよぉ なぜ、あたしに関わるの ほっといてって、言ってるじゃない お願いだからさ お願いだから ねっ