幾重にも折り重なった雲があかね色に染まる時 その微かな隙間から今日の陽が最後の一瞥を投げかける瞬間 僕は虹を見ていてそれに気が付かなかった はたしてそれは哀れなのか幸せなのか やがていつものように夜はやって来る 願わくは漆黒のその腕で柔らかく抱いて欲しいものだ 勿論永遠にとは言わないが |
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初出
: 『のぶさんの詩とHP 』にて 2001.09.18.
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/2961/ |