熱が冷めて 夜が更けて 久々に飲む酒は とてつもなく うまくてまずく 熱が醒めて 夜が更けて 久々に飲む酒は 落ち着き所を探してか 身体の内をさまよい歩き 熱が覚めて 夜が更けて 飲む酒は 心に届かず ただ胃を焼くのみ 心に至らず だだ胸を焦がすのみ でも 熱が逃げて 陽が逃げて 飲む酒は 飲む酒は 止まるを知らず 懐かしく 止むを知らず 心地良く この身を焼いて この身を焦がして また夢の世界へと 誘 いざな い誘う また夢の世界を流離うは また夢の世界と戯るは 今だからの夢なのか 今だからの 今だからの 夢なのか |