解離
生温い風に包まれて
ふと惑う
奇数日は
奇数の月は
足すも判らず
引くも解せず
掛けるも割るも
腑に落ちず
偶数日も
偶数の月も
浮かぶ思いがまた沈む
小さき日の終り間近
奇数日の
偶数の月も
柔らかにさする風に
ささくれ立つは
厚雲より透け射る
満ちた月の幽
かそけ
き光か
偶数日の
奇数の月も
やはり
やはり
また
やはり
ただ迷う
その生温い風にただ包まれて
また舞わされる
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