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ある日突然 ふとした瞬間に なんの脈絡もなく 言葉ではなく単語でもなく その音の響きだけが降って来て 　 なんとなく 懐かしいような 馴染みあるような そんな音の響きだけが 　 でも その正体が本来の姿が形が どうしてもどうやっても 思い 出せない 　 　 こんな場合 どうしたら良いのだろう 指を咥えて 諦めるしかないのか 　 それにしても このまま打ち棄てるには あまりにも惜しすぎて 悶絶してる間に ただ時だけが流れ去るこの空しさ 　 なぜか そんな感覚にさえ 既視感を感じ更にまた寂しく思う 　 　 ある日突然 ふとした瞬間に なんの脈絡もなく 言葉ではなく単語でもなく その音の響きだけが降って来る 　 なんとなく 懐かしいような 馴染みあるような そんな音の響きだけが 　 　 何度 同じ事を繰り返したか 　 結局 なにも思い出せないまま また すべてを忘れていくのか 　 そしてこれからも 同じ事をまた繰り返すのか 　 　 そう 何度も 　 　 　 　 何度も