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からっぽのまま 訪れ過ぎ去ってゆく 今日 　 何も与えず 何も奪わず ただ いつものように 　 そんな今日に かける言葉もなく ただ茫 ぼう と見送る 　 　 からっぽのまま 訪れ過ぎ去ってゆく 今日 　 特に何かを 期待していたわけでもなく 望んでいたわけでもないものの 　 それでも ほんの少しの 喪失感が漂う 　 　 からっぽのまま 訪れ過ぎ去ってゆく 今日 　 何も与えず 何も奪わず ただ いつものように 　 そして 時を違 たが わず 新しい今日が訪れる 　 　 これもまた いつもの事 　 　 ただ 停滞してるのは 自分のみと 　 　 　 ふと からっぽの空を見れば 沈む月が独り ただ そこに