雲に乗り 浮かぶ月 ただ独り 青を捨て 漆黒を纏う 空の海 雲の舟に乗り 天頂指して 夜を渡る |
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北からの 叩き付ける風の 凱歌 がいか を浴び 地を転がる 花の欠片 かけら の 喝采を浴びながら |
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雲の舟に乗り 天の頂指して 夜を渡る 月の独り 青を捨て 漆黒を纏う 空の海 |
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地を転がる 花の欠片の 喝采に押され 北からの 叩き付ける風の 凱歌に煽られて 突然の祭りに 浮かれ集う雲の波の数多 |
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雲の舟に乗り 天の頂指して 夜を渡る 月の独り 繰り返し寄せては返す 雲の波間に いつしか 指す天を忘れ その光を捨て やがて 月は独り ただただ溺れ沈み行く |
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月は また独り |
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溺れる月は ただ 独りきり |
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