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雲ひとつ無い 夜の空は まだ ただ黒いまま 帰り行く月も 依然 天頂付近経由で 白く輝いたまま |
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もしかして そう もしかしたら この眠ったままの頭も 固く冷たい 空気にさらされたら 冷ややかな 太陽の視線を浴びたら |
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空は いつの間にやら 春色を装い 地面も また 春に染まり始め |
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少しは 目覚めるのではと |
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そんな中 変わらず動かないのは 冷たく硬い北風が ただ吹き荒れる この地上のみと |
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そう もしかしなくても そう多分 |
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どこからか春が来て 凍てついた時も 自然解凍されるのではと |
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密かに 思い願う今 |
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そう そんな空の下の今 |