こんな天気が 続くばかりの 最近 確か 一月程前は 陽気に浮かれ 春のひとつも 探そうかなぁ〜 ・・・なんて ノリだったはず だけど。。。 |
「 冷たい空気 」 |
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この冷たい空気が 心地よく感じられるまで 歩き続けよう 厚雲の後ろに 潜み忍んでいる 春よ 気が向いたときだけ その切片を 振りまくのは そろそろ止めて こちらに来ようよ |
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「 空は依然 」 |
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足元から そっと 囁きかける 小さな花達 足元から こっそり 春を 呟きかける 小さな花達 背を伸ばし 仰ぎ見る空は 依然 冬の最中 |
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「 春の予兆 」 |
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折角 拾った 貴重なネタは 花粉塗れの 北風に クシャミと共に 無残に散らされ 後に 残されたのは 涙と洟 まるで 画に描いたような お約束のひとつ でも それは 小さな春の予兆と |
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「 混濁 」 |
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ふと 思い起こせば これが いつもの 春の始めのその姿 この混濁こそが 多分 多分 そのもの なのかも |
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「 明日の夢 」 空と 地面から 漏れ聞こえてくる 幽かな声に 挟まれて 為す術もなく ただ 茫然と佇む ここは 依然 冬の世界の儘 今 見えている 淡い世界は おそらく 明日の夢か |