『 話のついでに 』
- 2005.10.15. -
身を隠し雨呼ぶ月の宵い知らず
満ち足りぬ思いを隠す雲の裏
長雨の団栗
ドングリ
落とし晴らす憂
うさ
さ
独言
どくげん
の空を求めて昇る秋
渋皮を爪に残して秋深く
雨空に渋柿投げて月と見て
アスファルトかすかに残る夏の香り
朽葉さえ 黄金に見える 酔いの中
葡萄酒の淵に浮かべる青紅葉
割れぬあけびの
届かぬ思い
雨空にらむ
十三夜
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『 話のついでに 』
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