雨音が ただ柔らかく 浸 し みてくる こんな日は 傘を片手に そろそろと 空 そら を眺めて そろと歩こう 雨の香 か が また柔らかく 漂い流れる こんな日は 鼻歌連れて そろそろと 空 うろ を見据 みす えて そろと歩こう 意味なく いつかはこんな身も また洗われることを ただ期待して 傘を片手に 鼻歌連れて そろそろと その瞳孔を ちからいっぱい 開きつつ すべてを眺めて すべてを見据え ただ洗われることを また期待して そんな気がする こんな日は そろと歩き そろと歩 あゆ む ただ あくこともなく そろと そろと また あくまでも そろと そろと そろと そろと ひたすら そろと |