『 星の枢 - ほしのとぼそ - 』


 



たまには、いいよね・・・
 
風が元気に流れてる。
草は寝たり起きたり、忙しそう。
白い雲はどこかに消えて、
どこまでも高く、青い空。
赤いトンボが、ゆったり泳ぐ。
 
動かないのは、ボーっと見ている自分だけ。
うん。たまにはいいよね、こんな日も。
ふと見つけた、秋の始めのそんな満足。

 
2000年9月04日 午前 3時27分
木の実のひとりごと にて



 

杜松の実ワイン
 
今年も 種まき 無事終わり
そっと 実るを 待つばかり
 
後はただ 杜松の実ワインを 日に一度
後はただ 杜松の実ワインを 夕暮れに
後はただ 杜松の実ワインを なみなみと
この身に 飲ませりゃ それでいい
 
どこぞの王の護衛兵 後はおまえの 腕次第
その牛喰いの名に 恥じぬよに
その冷えた 身が 心指す

 
2000年9月02日 午前 3時30分
木の実のひとりごと にて
『 語句解説 』
 
 


笑みを浮かべながら
 
沢山の独り言
朝日にかざせば
それはまるで
空に描かれた
宝相華
朝露に煌めきながら
降り注ぐ
笑みを浮かべながら
全身にそれを浴びているのは
誰?
 
 
2000年8月25日 午前 4時27分
木の実のひとりごと にて
『 語句解説 』
 

 

束の間の覚醒
 
静寂の中の幽けき細鳴り
束の間の覚醒
 
夢幻の包容から逃れ
風と眺む
 
やがて風は明日へ
そして自分は今日へ
 
 
2000年8月24日 午前 4時35分
木の実のひとりごと にて



 
おまつり糸は
 
おまつり糸は ほどきましょ
根掛かり糸も 根気よく
 
唇噛まずに 上を見て
涙をこぼさず 上を見て
 
上をみあげて ・・・
いつものあなたに 会えるはず
 
気付かぬ内に 止めてた息も
いつものように ・・・
 
様子見魚も待ってます

 
 
2000年8月23日 午前 3時54分
木の実のひとりごと にて



 

青 群れて 群青
 
青 群れて 群青
子供の頃 ぐんじょういろ と聞いて
その響きに 笑った覚えがあります
もっとも そのころ 漢字なんて・・・
 
いまでは 一番好きな色
ウルトラマリンブルーなんて言われたら・・・
星が出て来られないよ
ふと、そんなことを思いました
 
 
2000年8月22日 午前 4時32分
木の実のひとりごと にて


 

目を閉じて 見えたもの
 
 枝の揺れは見えていても・・・
   風切り羽根の震えは見えていても・・・
 
 飛ばされるから ウチのもみじは 風が嫌い
 飛ばされるから ウチの鯉は 風が好き
 飛ばされるから ウチのネコも 風が好き
 飛ばされないから ウチのさくらは 風が嫌い
 
 目を閉じて 見えたもの
 音 香 感触
 
 心を開いて 見えたもの
 その姿
 
 
2000年8月21日 午前 5時08分
木の実のひとりごと にて



 
みんなに届くかな?
 
朝日に消えて行く星達を、追いかけるのは愚かなこと?
青空に消えて行く虹を、追いかけるのは無駄なこと?
答えはいろいろ、結果は同じ
 
では、解き放してしまった言葉達を追いかけるのは?
足りない言葉を補うには?
多すぎた言葉を削るには?
答えはそれぞれ、結果はどうかな?
 
 
2000年8月21日 午前 4時22分
木の実のひとりごと にて


 


たとえば、夏を追いかけて
たとえば、月を迎えに行って
 
迷子になっても平気なのは
 
そこにいつもの光があるから
そこにいつも光があるから
 
だから
だから、またどこへでも行ける
 
 
2000年8月19日 午前 3時47分
 木の実のひとりごと にて


 

あれは、なに
 
あれは、なに
ねえ、空を見て。何かいる。何か光ってる
お日様だよ。もう沈んだよ
じゃあ、お月様。未だ出てないよ
なら、あれは何。蝉に聞いたら?
聞くまでもないよ。あれは僕の明日さ
星って言うんだよ
あ〜ぁ、独り言飽きたな・・・・・・
だれか、いないかな

 
2000年8月10日 午前 1時40分
木の実のひとりごと にて


 
 
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