忌むべき物
解き放たれた幾多の言の葉
なぜ、置いて行く
星おちて叫びひとつ
シラフの夜
時を刻む音
身を刻する声
終わりのない夜
心はどこへ
知らぬ間に月は隠れ
雲ちぎれ蚯蚓のひとつ乾涸らびて
あさがおのつるのびきって
漏れた叫びの行く先は腕に残りしあまたの筋
ほぐすしけもくせきにまい
そしてまだ いきている
躊躇
ためら
いのすじ一つ増え除夜の開け
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