体液に麦の香満ちて夏の中
夏の陽と誇る間もなく雲に消ゆ
雲染めて音より逃げる遠花火
遮断機のまた背
せな
で落ち日が燃える
道長くハンカチまでも毳
けば
立って
焼けた日の沐浴
もくよく
焼けた心に
意味もなく
そういつも ネタが落ちてる ワケもなく
影縫って飛び交う我やチョウトンボ
気が付けば既に夏は過ぎ去りぬ落ちる夕日の潔
いさぎよ
きこと
カワセミの また人群れ連れて 餌探し
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