ヒメガマの綿毛と化して雪と戯る
冬日浴びそば屋の店先鴨集う
物言わずとも瞬き答える蛍光灯
いつ来てもいつ見ても果てなく続く工事中
真黒きカワウ枯れ木を真白に染めたおし
暴走の果て辿り着きしはいつか見た空
どうだんの木枯らしに揺れつも天を指す
マンサクの鼻先でまず密やかにほころび笑う冬ウメありて
薄氷の割れ旅立ちてヒビ刻む
また今日もカワセミに追い抜かれ
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