気配が実を借り降り降りてそっと朝
風の道に踊る雪
枝豆を腹に撒いての福は内
思い見上げる空黒く
漆黒の夜に溺れる月半身
日はいや増し短く浅く
夜は答えて長く深く
歎息ひとつ雲となる
音を立て風が落ちる朝の淵
夜を泳ぐ鱗雲
欠けた月を指し
昨日へ向かう
風に沈む雨ひとつ
夕焼けが望む空に星ふたつほど
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