冬鳥集
つど
い秋揺れて
空泣いて風色替われど葉色は動かず
遠吠えを忘れ里犬月に寝る
柿渋く背伸びしてなおも届かぬ
流れる雲の先に冬
空遠く途切れた言葉踊る夕され
風よ風吾に問うな空に訊け
繰り返すほどフリダシは遠く
木枯らしにチト傾いて三日の月
水痛く衣重ねて風笑う
Copyright ©2001-2025 gosadon All rights reserved
Copyright ©2001-2025 gosadon All rights reserved