月が融ける青い空 漂いだした香り蹴散らし重い雪
夕焼けにコウモリのまた真っ直ぐに飛ぶ
池に浮かんで
寄り添って 松ぼっくりの ひとくくり ツバメ探す空に霞む糸月
喘ぐも善
見えぬ風にやっぱり笑ってシャガ五つ六つ喘ぐも善 風の呟き 耳元しきり 書きそびれたあのときの今は今も今のままに
四月の空は四月の空で四月の空と
オタマ群れ子達脛まで水また眩し
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